2013年8月8日
投稿者:mamuo
日時:2013年8月8日 17:53

ダイナミック

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異国で住むと、人間って基本的にダイナミックになりますよ。
砕けやすいというか。大らかというか。。「ま、いいっか!」的な部分。

昔,ある抗日ドラマのロケで、河北省の農村を訪れた時のこと。
… 季節は冬。11月の河北省。一日の最低気温がマイナス20度の極寒地帯。
軍人用のブーツは、重厚そうに見えて、意外に冷気を通しやすい。
もう寒いのを通り越して痛いという感じ。その時、ロケバスの中で待機していた。
すると、後ろから妙な臭気が立ち込めてきた。
見渡すと、共演者の一人が、突然僕に小さなグラスを差し出してきた。
「寒かったら、浩二もこれを飲め」
「何ですか、それ」
「白酒。これを飲めば、体が温まるから」
白酒。知ってる人も多いと思いますが、白酒とは中国でもっともポピュラーな蒸留酒である。
アルコール度数が50度を超える強い酒。
「僕、酒は弱いんです。こんなの飲んだら、すぐに顔が赤くなっちゃいますよ。
それに、撮影は終わってないじゃないですか」
「大丈夫、大丈夫。こんなに寒いのに、顔が赤くなるはずないよ。まだ撮影がある
って言っても、こう寒くちゃ体も動かないしね」
「大丈夫なはずないやろ!」
そんなやりとりを交わしながら、何気なく周囲に目をやると、
なんとそこにいるスタッフやキャストのほとんどが平然と白酒を口に運んでいる才才才ォォ!!…(((ノ*゚∀゚)ノ゙
「まだ仕事中やぞ!」と唖然とする僕のグラスにも、透明な液体が注がれ。
何とも言えない香りが鼻をつく。
戸惑いつつも、その場の雰囲気にも背中を押されて、グラスを一息に干してしまった。
誠にお恥ずかしい限りですが、そこから先の僕の記憶はほとんどない(。-_-。)ポッ
スタッフから聞いたところによると、馬に乗って疾走するシーンでは、
僕がフラフラでうまく馬を乗りこなせず、NGを連発したらしい。
加えて、意味不明のアドリブを入れたり、現場のスタッフに大笑いされていたという。
これは、明らかに僕の失態。
しかし、そんな僕の様子を目の当たりにしながら、誰一人として怒ることもなく、
それどころか一緒になって笑っていたというのだから、僕の感覚からすればスタ
ッフやキャストも相当に型破り。
異国に住むと、仕事中にお酒を飲むというこのようなダイナミックな雰囲気を容易に受け入れるところがある。
日本では考えられない習慣だけど、ここではOKな部分もある。
さすがに今は酔っ払うまではないですけど、ドラマの合間、共演者同士夜ご飯の
時『少しビール飲もか?』みたいな時はあります。
撮影は大変だから、機会さえあればお互い慰労し合おうという思いがそこにはあ
るんでしょうね。 少しおおらかであっけらかんとした、THIS IS中国なんでよ。。もっと見る